(つづき)
ショーウィンドウ東側の赤の作品は、青のオイルバー作品よりももっと後ろのビル群が映り込んでいます。
ユポ紙という、トレペに似た半透明の紙があるのですが、その全紙大の紙に水性クレヨンでドローイングした作品25点をテグスで釣って構成しています。
この緻密な展示はとても自分では出来ず,足利の個展でお世話になったartspace&cafeの岩本圭司さんに図面作りから設営まで助けていただきました。
空間に半透明作品が浮かんでいる様な展示ですが、撮影するとこのようなリフレクション画像になるのでしたが、なにか、この画像こそが、私のドローイングを表しているように感じます。
絵として描いているのではない私のドローイングは、3次元空間の中というよりは、n次元のどこか、もしくは3.5次元か,2.8次元くらいのどこかにあるような感覚なのですが、この写真を見ると、ドローイングが青い空にとけ込んでいるではありませんか!ショーウィンドーからすりぬけてn次元の空間に浮かんでいる様な私のドローイング。
これって私がいつも思っている、感じているドローイングだ!と私は画像を見て思ったのでした。