エントランスホールの作品の続き
4月13日のエントランステストの時には、完成作8点あり、3メートルの大作一点が半分できつつあって、私はそれで制作終了の予定でした。
体力気力時間様々鑑みてそれが私の限界だと思っていました。
でも設営と会場構成を考えてくださっている岩本さんがテストの日、大作のもう一点の白は必須とことも無げにおっしゃるのでした。
設営までの一ヶ月で完成させられるとは思えませんでしたが、やらなければならない。
肘は痛くて整形の先生に飲み薬と塗り薬と湿布薬を出してもらいました。
美術室で下絵を広げてオーガンジーを広げて反転の図でトレース、それができたのは4月20日。
そうだこうなったら人に頼ってみよう、そう思いました。
ずっと生協の共同購入を一緒にしてきたご近所のTさん。子どもたちも同級生。
ご主人が海外出張中、子供達も自立して外にのお一人暮らし。先日、甘夏のおすそ分けいただいたな、で、お返しがてらお菓子を持って訪問。
Tさん、刺繍は好き?から始めて、事情を話すと、手伝ってあげる!!!お友達にも聞いてあげる!!!となって、絶対無理と思っていた制作が、彼女たちが70時間ほど手伝ってくれたおかげでなんとか完成にこぎつけたのでした。
多い日はTさんは10時間もアトリエで助けてくれました。
もちろん、ニュアンスの部分は私が仕上げたのですが。
これはエスカレーターを降りながらの図。
寄りです。設営も終わった先日、二人がアトリエにお菓子を持ってきてくれました。
あの時の乾さん、ほんと、泣きそうだったもの、ということでした。
助けてくれる友だち、本当にありがたい。私もTさんが困った時に何かできたらと思う。