グランシップでの展示のこと 続いています
二階エスカレーターホール正面に長尺の作品を展示しました
展示用スペースではなく、ここに長い大作をかけたらいいのでは?ということで、第一回の時は書家の大杉さんが展示されました。
ここにも、強い磯崎の作品性があり、強い空間です。
半透明のユポ紙の長尺ロールに水性クレヨンで描いたドローイングをふぞろいに何枚も重ねました。幅は880mm 丈は3メートルから5.5メートルぐらいの長さまでの作品を5点です。この作品の設営は2月25日でした。
高所作業車に乗れないので、ここも岩本さんに手伝っていただきました。
横に渡す丸棒に作品を固定させることにこだわったために、重なりが歪んでしまいました。
二週間ぐらいはそのことが気になって気になってたまりませんでした。
今となってはそれは小さなことなのかもしれませんが。。。。
制作と、設営、展示の間にあるものは確かにあります。それは、しかし、埋めるべきものなのか。制作と設営は別物だと考えた方がお互いに良いのか、これからも直面する課題であると思います。
誰かに任せた以上、作品を信じ、何より、お任せした人を信じ、作家は制作に最大限のことをする、それが最善であると思った今回の展示です。
もう少し寄って撮ったものです。