グランシップでの展示のこと まだ続いています
エントランスホールを抜けてエスカレーターに乗って二階正面のドローイング作品を見てから、背後のエスカレーターに乗ってください。
ありえないほど広い空間が広がっていて、ここは何に使うのだろうと考えてしまう。
その広い広い空間の手前に3メートル×3メートルほどの小さなスペースがあります。
そこに、くじびきドローイングのワークショップを再現したインスタレーションと、アーカイブ本棚があります。

70cm四方のグリーンの畳マットを4枚置いて昭和のちゃぶ台を置きました。
そこにくじの箱やくじ用紙、描画用紙など。別府の清島アパートのくじドロはこんな感じでした。
もちろんこれは見るだけのものでくじを引くことはできません。
監視の人がいるわけではないので、くじが引かれてしまうのかという心配がちょっとありましたが、そもそもここまで見にくる人がいないのではと思ってきたこの頃です。それに、結界をまたいで展示に侵入し、くじを引いてしまう人が仮にいたとして、それも案外たのしいことかなと思います。
今の所、その報告は受けてはいないのですが。。

畳を囲んでいるのは、ブック型くじドロアーカイブ箱専用の本棚です。
奥行きと高さを専用のサイズにして、いろいろな大きさの枠型をTENTOの柏原さんに作ってもらいました。いろんな組み合わせでくじドロアーカイブブック本棚空間ができる仕組みです。なんて可愛い。
今回はこんな感じの真面目な並べ方です。

過去のくじドロ作品をワークショップごとにブック型の箱に入れています。
ひとつのワークショップで複数冊になることも多く、これまでで140冊ほどになっています。
展示しているのはそのうちの50冊ほどです。
二回のめぐるりアートと三回のちっちゃな文化展、それからいいたてミュージアム連関くじドロ、山と海のくじドロ、猪苗代のえらぶんのこすんつなげるん展のうちの数冊、です。
自分が参加したワークショップのアーカイブブックの箱を開ければ、その中に自分が残した作品がある、という仕組みです。
残念ながら今回は並べているのをお見せしているだけですが、今年は、この後、いくつかの機会で、アーカイブ展示をしていく予定です。
その時は、一冊ずつ手にとってごらんいただけます。お知らせしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。