7月4日
7月4日に生まれて、というタイトルの映画があったなあと思いながら目覚めた。朝、アトリエに行くとポストに1通の手紙。
ずっと彼女からの返事を待っていた。もう、5年以上。
なかなか受けとめられない内容だった。
ともかく目の前のことを片付けようと思った。
高校生のレポートの採点。明日の授業の準備。
そうだ。お掃除をしよう。
気になっていたところ。
キッチンにある私の事務作業スペースが山盛りだ。
処方されたまま服用しなかった薬と袋の山、届いたままのDMエトセトラ
ようやく机の面が見えて少し片付いた
次に居間にある私の本のスペース。これも山盛りだ。
なんとか少しは片付いた。
あー散らかってるこの家、とぼやくと、すかさず夫に『君のものでね』と突っ込まれるが事実なので返す言葉がない。
しかしお掃除しても傷心は果てしなく広がって際限がない。
そうだ泳いでみよう。
ジムのプールに行ってみる。
日曜日のプール、案外人がいる。
平泳ぎの練習。面かぶりツーキック。
クロールの練習。プルブイで25メートル6本など。
水の中では解き放たれる。1時間ぐらい泳いだ。
夕食後も掃除をしてみる。
ピアノの上がものすごいことになっている。
そのひとつひとつを片付けた最後に今年の年賀状のたばが出てきた。こんなところに積んでいたとは。
もしかしたらお年玉が未確認ではと思い調べてみると2等が1枚3等が4枚当たっていた。
2等といえばふるさと小包だ。確率は10000分の1。
嬉しいな。
あの手紙が来なかったら、交換の締め切りを過ぎるまでピアノの上は散らかっていた。
万事塞翁が馬?捨てる神あれば拾う神あり?
例として正しいかしら。
運はいいようだ。
傷心とはしばらく向き合ってみる