7月21日 続き
いわき在住のアーティスト吉田重信さんが会ってくださる。
GOGで私の会期の前にミズアオイプロジェクトを発表する吉田さん。
私と吉田さんとの繋がりは2011年の漆の芸術祭の時だけなので連絡するのも失礼かなと思いつつ、いわきに来てみればプロジェクトのことなどお話を伺いたく思った。
急な連絡であったがちょうど今日だけたまたま時間があるという吉田さんだった。私は幸運。
吉田さんがアーティストとしてとても厳しく生きておられることを知った
なぜ彼が隊長と呼ばれているのかもわかった
だからこそ、なのだが、私にも厳しいことばを投げて来る
その言葉をこの旅の間中ずっと反芻することとなった。
私はそうしたことを言われても制作をやめないと思う。
このいわきでの時間の後もずっと福島の風景に触れながら何度もそう思った
いつだったか、アートじゃない友だちに『承認欲求』といった言葉で私の表現活動を説明されかけたことがあるがそういうことではないと思う
認められたくて描いているのではない
もちろん、表現した以上、誰かに見てほしいし、いいねと言われたい思いはあるけれどそれが一番上ではないと思う
自分の見たいものが描きたい
でもまだ描けていないから描き続けている
見たいものが見たい
見れていないから歩いている
わからないから知りたいし、感じることから思索したい
この旅だってそうなんだ