10月10日
いちばん早い時間の朝ごはんにしてもらって飯坂温泉を出る
入ってすぐの空間のイメージはできておりまずはそこから。
水性の色鉛筆で描いた作品の直貼りは気を遣う。夫が作品を汚してしまった。こんな時、怒っていいのか悩む。なんとか消しゴムで補修。
新聞作品の展示シュミレーション。まずは古新聞を使って。
10年前の作品を再展示すること。それが今度の展覧会の一つの重要な部分だ。だから、どこにどんなふうには、ずっと考えてきたし考えてもらってもきた。その最終形。
作品の間隔を考える
上下左右を同じだけあけても違って見える目の錯覚がある。どんな流れで作品を見てもらうかも重要だ。
上下は4cm左右は5cmと決めた。
位置と間隔を決めてからは夫にはり出しを任せた
緻密さと正確さは彼の方が得意、レーザー水準器に助けられる。
その間に、もう一つの壁に張り出す赤のドローイングのことをやる。
色鉛筆で描いてきたたくさんのドローイング。それを一つの壁いっぱいに張り出すのだ。
選んできたつもりが、作品の数が多すぎる。現場合わせでいいだろうと踏んだ読みの甘さがある。
でもやっぱり私はこんなふうにしかやれないなあとも思う。
そもそもこんなにも描いていたことすら忘れていて、結局3分の1も使わなかった。
バランスというよりは見せたい作品ばかりを選んでしまったのかもしれない。
旅の記録の部分まで手が回らずに夜になった
それでも少しはやっておかなくちゃと頑張った
全てのプリント写真の裏に両面テープを貼る。 写真の多くに付箋で手書きのコメントをつけているのだがその作業に時間を使いすぎ、この単純な事前準備を怠った。
午後10時過ぎまでずっと二人で作業。
旅の記録を展示する壁、少しは貼って明日の作業につなげられたか。
宿への道すがらコンビニで買い出し、その後飯坂温泉。なんで温泉なのだと思いながら走る深夜の福島。
しかしお風呂には入った。またわたしひとりだった。もうちょっと熱いといいなと思いながら、それでものんびりできて疲れは取れた感じがした。