10月12日の続き
17時の閉廊の後、カメラのキタムラへ。
あの一点は大きいサイズで見せたいですねと昨日川延さんに言われて、やっとそのことができる。
データさえ持っていれば全国チェーンのキタムラありがたい。
飯舘電力の小林さんにまたもお世話になって車でキタムラに連れて行っていただき、15分でA3に出力。1540円。
キタムラは便利だが、全てノートリミングで補正無しで、という注文をしたい私のような客には向かない。
キタムラの機械が勝手にトリミングして勝手に補正してドラマチックにしてしまうので一枚一枚に特別指示を下さなければならないのだ。しかもその作業を助けてくれる店員さんはもう浜松にはいなくなった。その人がいた店舗自体がなくなった。(それで今では私は藤枝の秋山カメラさんまで出向いている。)
だが福島のキタムラではベテラン女性店員さんが私のオーダーをサクサクとこなしてくださった、とても親切だった。
出力を待つ間、隣のリオンドールで馬刺しを購入。小林さんの、福島ではスーパーで馬刺しが買える!という推しによる。買ったパックの馬刺しは深夜になってホテルの部屋で食べる。
さて、初日の夜である。
県博の小林さんが教えてくださったおでん屋さんに出かける。彼女のオススメなら間違いないと心の中でスキップしながら文化通りを歩く。
感染症の状況おさまってきており、お客は何組かいてある程度の賑わい。私はひとり客、隅っこの席に通された。
体調にちょっと自信を持てずノンアルコールビールで始めたものの、おでんがあまりに美味しくて、やはりここでは日本酒でしょう、と飲み始める。
福島のお酒のみならず、全国の銘酒が揃い、その中にはなんと藤枝の喜久酔があるではありませんか!福島のお酒と飲み比べなどして楽しく美味しいおでんの夜。一人であげる祝杯。
この展示に至るまでのこと、いろいろなことを反芻する。
そして、この初日は、文字通りの初日で、まだこれから、会期の終わるまでの間にものがたりは続いていくのだと思う。
初日の夜は本当に良い夜だった。
お豆腐のおでん、初めて食べました。だし巻き玉子、おでん出汁のお茶漬け。そして美味しい日本酒。
私の初日おめでとう。