11月3日
展覧会が始まって、3週間。
ことばのまわり 〜10年目を歩く〜 ギャラリーオフグリッド 福島市
普通なら会期が終わるまで同じ展示なのですが、10年目はまだ続いている。だから展示も続いて広がってゆく、そんな風に捉えています。
11月6日に作家在廊とDMに載せたので、それに合わせての旅程
まずギャラリーに行こう。そして展示中の描きかけの3冊目のスケッチブックを持ってそこから旅に出よう。
朝のこだま、そしてやまびこと乗り継いでお昼過ぎに福島駅につく。
駅ビルの中のお店をぶらついてみる。駅ビルは楽しい。名物の薄皮饅頭をふたつ買う。
徒歩でギャラリーに向かう。
もしかしたら、と思ったけれど、ギャラリーには赤坂憲雄さんがいらっしゃいました!
12月4日にギャラリートークをしていただくのですが、それはオンラインなので、事前に会場で作品を見てくださったのです。
急遽、ここで短いトークをしませんか?という流れになり、私は、ムーミンのTシャツを着ているのだけれど、その姿で赤坂先生と15分ほどの対談とその収録をしました。
短いお話の中にも、鋭く光る言葉がありました。
震災10年目の『影』というものです。
津波被害とその復興といったわかりやすいものでない、『影』が、あるのではないのですか?
歩いてみてそれを感じたか、といった質問とも取れました。
それは、その『影』といったものは、確かに、少しずつ感じ始めてきました。
そしてこの5回目の旅が終わった時には、いくつかの場所で、幾人かの人の、眼差しの中に感じたのでした。
第五回の旅日記、書き始めていこうと思います。