11月3日(2)
短い対談の後、赤坂さんともども福島駅へ。
展示している『言葉』にもリアクションをいただく。そして、このブログを出力してファイルにしている『旅日記』も読んでみたいと言ってくださった。
『ことばのまわり』 なのだけれど、実はドローイングのまわりに言葉があるのだろうか。
赤坂先生は新幹線で郡山へ。私は東北本線在来線にて郡山、そして磐越西線にて猪苗代へ。在来線だから感じられるその土地の人たちの暮らし。
猪苗代では、3月ぶりのはじまりの美術館へ。
待ち合わせていたはずの大政さんが現れずタクシーに乗る。
旅先でタクシーに乗ったなら、必ず私は運転手さんと話すことにしている。土地の人と話せる貴重な機会であることを旅で学んだとも言える。
紅葉の話だった。
猪苗代の紅葉、今は見頃だね。裏磐梯は、最終シーズンだ。お客さんいい時に来たね、
寒そうにする私に、今日は、お日様出てたからまあ暖かい方ですよ。裏磐梯はきっともっとずっと寒いと思うよ。
はじまりの美術館ではウォールアートプロジェクトと並行して行われる企画展、そしてその音楽と映像のイベントが17時から。
2018年のくじドロに何度も来てくださった高久さんと再会。彼はこの美術館の常連さんです。美術館が地域に根付いているなあと思います。
Tシャツにカーデガンで福島では過ごしましたが、ここではその上に厚めの上着を羽織り、フリースのスカートをパンツの上に重ねばきしましたが、まだ寒いので膝掛けを借りました。標高500メートル。
イベントは、それはそれは美しい音楽と美しい映像でした。
こんなに美しく猪苗代を記録している人がいるのだなあと思いました。
大政さんは、疲れ果てて仮眠を取っていたら寝過ごしたということでした。
学芸員さんって本当に多忙だとつくづく思います。彼らは一体いつ寝てるのだろう。
彼女と、そして岡部さんまでもがお付き合いくださって、今夜の宿泊場所、アルパインロッジで夕ご飯。地元の野菜、食材、安心で安全で手間のかかったご馳走。良い時間でした。
紅葉のライトアップなるものを初めてみました。
そして私はこの後、明け方までとんでもなくお腹を壊してしまうのですがそれはまた次の記事で。
ここ、アルパインロッジが、10年前、富岡から避難してきた中高生たちの生活の場であったことの詳細も翌朝聞かせていただくのですがそれもまた次の記事に書きます。