6月19日
くじびきドローイングが、初めて関西で行われました。
認知症の人と家族の会 大阪支部の毎月の『つどい』でくじどろをやっていただけることとなったのです。
会の代表の神垣さんとは、鴨江アートセンターでのアーカイブ展で初めてお目にかかり、くじドロを気に入ってもらってこの運びとなりました。
面白いですねえ、ぜひ大阪でと3月にそう言っていただいて、はいよろしくお願いしますと答えたものの本当に実現するとは思ってもみませんでした。
神垣さんの実行力はすごい。
早朝に浜松を車で出ました。渋滞もなくスムーズに会場に着いた、という感じで始まりました。
桃陽会館は公民館のような貸しスペース。
20名ほどの方が参加。
認知症当事者の方とそのご家族、会の関係者、堺市の社会福祉協議会の方、メディアの方などの他に、私の知り合いや、大阪に住む三男と彼女さんなど。
1点ずつコメントをいただきました。
絵を描くのなんて何十年ぶりだろう、楽しかった、というご感想を複数いただきました。
この『フルーツパンチ』は認知症当事者の男性が描かれました。
年齢は50歳ぐらいでしょうか。
奥様が隣に寄り添っていました。
前回のくじどろは福島県相馬市の復興公営住宅での青空市ででした。
くじの言葉から、あの日のことを想像します。
お若いから、電車に乗り、歩いてやってくる体力もあるのかなと思いました。
お一人の方もいらっしゃいましたが、大抵はご夫婦でみえていました。
隣に寄り添っているお連れ合いと、別のテーブルに座って別々にくじどろをやるご夫婦、様々でした。
別々にやった方々の方が、周りの人とのコミュニケーションよく取れていたような印象でした。
くじどろを大阪でやる!ということに必死で、お一人お一人の参加の方々に寄り添いきれなかった反省があります。
来月から連続5回で毎月のくじどろがありますが、予算の都合で、私がファシリテートできるのはあと一回。
来月は、神垣さんと、会のスタッフさんが準備からファシリテート、片付けまで全部回すという段取りです。
この形はくじドロとしては初めてのことですが、新しいくじドロのあり方、くじどろの世界が広がるのではないかととても楽しみです。