グループ展 百鬼夜行展 無事に終了いたしました。
2023年 2月15日(水)から26日(日)
RYU GALLERY 富士宮市
現代の鬼を造形するというテーマのグループ展です。
私はコロナ禍の始まった2020年の新聞とその日に咲いていた花の写真を合成して作ったNewspaperFlowersのシリーズの一部を展示しました
ステイトメント です
Newspaper Flowers ~2020~
現代の鬼
新型コロナウィルスのパンデミックに襲われてはや3年が経ちます。
この疫病はまさしく現代の鬼であり百鬼夜行の魑魅魍魎の最たるものであることはもはや疑いの余地もありません。
そしてこの現代の鬼はあの手この手と変異して今も私たちの世界をすみずみまで脅かし続けています。
でも私たちは鬼に翻弄されながらも一人一人日々の日常を大切に紡いでいます。
感染を恐れおののいていたあの日々にも花は咲いていました。
Newspaper Flowersは、花を日常のメタファーと捉え、日々に踊る新聞記事との合成で社会と日常を一つにする作品です。その日の新聞記事とその日に撮影した日常の風景の中の花を写真ソフトでコラージュ合成して作っています。今回は2020年2月から9月までの記事作品から選びました。
会場風景の一部です
私の作品です
ギャラリーの外観です
RYUギャラリーは、おもに静岡県東部の作家たちの集う新しいアートのスペースというのが私の認識です。
オルタナティブではなく企画のみのギャラリーです。
時々、面白いグループ展も企画され、昨年は変態女子展というのに参加させていただきました。
私は、県西部に住んでいるので、富士宮まではちょっと距離がありますが、富士山の近くに行けると思うとわくわくします。
出品作について、ですが、コロナが始まってしばらくしてから、このNewspaper Flowersを制作し始めました。
いつまでか、を決めていませんでしたが、ワクチンができるまで、ということをふわって考えていました。
ワクチンさえできれば、人類はコロナを征服できると、当時の私は思っていたのだと思います。
でもそうではなかった。
でも、2020年の花と新聞を、2023年の今、振り返ることを、このグループ展の機会を借りて行えたことは良かったと思っています。時を経て、これからも作品の意味は変わっていくのかもしれません。