浜松市立城北図書館で開かれた『本のとなりでくじびきドローイングワークショップ』無事に終わりました。
みなさまありがとうございました。
これまでにないくじドロだったと思います。
企画者が図書館の司書さんでした。
城北図書館は職場に近くよく行く図書館ですが、司書のYさんとの出会いは図書館ではありませんでした。
鴨江アートセンターで「うたかた図書室」という1日限りの本の展示をしていた時に出会ったのです。
主催者との何気ない会話を聞くともなく聞いているうちにお互いに感じるところがあって(本や小説家の話です)、なんとなく意気投合して、くじドロを紹介させていただいたところなんと図書館のイベントの一つにしていただけたのでした。
Yさんはくじドロを経験していないのに、です。
いくつかのやり取りをしながら、ワークショップの一ヶ月ほど前に、手製本であるくじドロの名作集をカウンター前に置いていただく展開となりました。
これまで、ワークショップの片隅に置かれていたに過ぎなかった手製本、あるいは、アーカイブ展の時に並べられていたに過ぎなかった手製本が
ワークショップの添え物ではなく、独立した書籍として図書館でたくさんの人たちに閲覧されたのでした。
それは参加者募集の一環のことではありましたが、多くの人が手に取ってくださったとのことです。
くじドロ名作集にとっては初めての誉れ高いことです。
そしてその中の十五人ほどがワークショップに参加してくださったのです。
だからこそ、だと思うのですが、充実したワークショップでした。
手に取ってページをめくっていく資料、本という物だからこそ伝えられたくじドロの世界があったのだと思います。
乾さん、この手製本、ワークショップのたびに作り続けたらすごいねと言ってくれたのは静大の白井先生でしたが、その時はそんなの無理!と思いました。
でもまた再開してもいいのかもしれないとふわっと思いました。あるいはもう少し違う展開でとか?
なんにせよこの度のワークショップ、司書のYさんと作ったくじドロだったからこそ見えた風景だったと思います。
ことばのワークショップであることをまた実感しました。