佐鳴湖公園でくじびきドローイングワークショップを行いました。
佐鳴湖といえば、地元中の地元、今でこそ水泳にハマってプールにばかり通っていますがほんの少し前までは、私の日々の散歩の場所、読書の場所、お弁当を広げてぼーっとする場所、犬を連れて歩く場所、子どもたちと野いちごを摘んだ場所、子どもたちとタナゴやザリガニとりをした場所、何よりも、中学や高校でボート部にいた息子たちの試合を応援して来たところでした。
北岸公園は、最後に整備されたところで芝生広場がとても美しい。
ここの管理棟には、地元の人たちの佐鳴湖愛が集まっており、カメが飼育され、佐鳴湖の自然のあれこれが写真や実物で展示されてもいます。
近くに富塚協働センターという公民館があり、そこの職員さんである、野嶋京登さんが、ここ佐鳴湖北岸公園での野外ワークショップを企画されたのは四年前のことだそうです。名付けて、あおぞら協働センター。
佐鳴湖でワークショップなんて、いいなあ、私もやってみたいなあと思っていたところへ、くじびきドローイングをそこに繋げてくださる方が現れて、この度の運びとなりました。
画家の青島さんですが、彼は、鴨江アートセンターで行われたくじドロアーカイブ展を見てくださり、さらに、浜松城公園野外美術展でのくじドロにも来てくださって、ご紹介くださったのでした。
なんという理想的な展開!と誇張抜き嬉し泣きです。
行政の野嶋さんは、ワークショップのアーティストたちからはノジーという愛称で慕われていて、みかけは市役所職員というよりは路上ミュージシャンのような感じですが、情熱とエネルギーに溢れる素晴らしい人です。
初めてお会いした時、地域のコミュニケーションをこんな形で根付かせ広げ深めようとしている人がいることに感動して打ち合わせをしたものです。
彼は、ワークショップの当日には、富塚協働センターから佐鳴湖公園まで、椅子やらなにやらたくさんの荷物を乗せたリヤカーでやって来たのでした。
『あおぞら協働センター』が来年もあるかどうかは、野嶋さんが異動せずに富塚協働センターにいられるかにかかっているのだとか。
ひとりの行政の職員さんの発想と努力でこんなすてきな企画が生まれた、でも、それはひとりの人の仕事の域を超えないんだなと残念でもあります。それが地方行政の限界なのか。それを打ち破って広がる地方行政であってほしいものです。
当日の様子です。2023年9月2日 ノジーさんが、くじの日だ!と決めてくれました。