明日、姉の一周忌です。
もう一年経つんだなと思います。
姉の生前に撮っていた彼女の写真をふりかえってまとめようと思いながら時間が経ちました。
姉の写真は折に触れて撮ってきたのですが、写真家の土田ヒロミさんに姉の話をしてからは、彼に勧められ、意識的に撮ってきました。
姉が亡くなった後に土田先生にお目にかかってご報告をした時写真の話になりました。
10年くらいかけて整理したらいいんじゃないですか、と土田先生はおっしゃいました。
老写真家の言葉として聞けば、10年の間に写真が意味を持ち始めますよ、ということなのでしょうか。
それを思えば、『もう一年』も『まだ一年』なのかもしれません
昨日、キタムラ鴨江店に出向いたら村井さんに会いました。
イオン入野店のキタムラで私の画像出力をいつも手伝ってくださっていた人ですがイオンのキタムラがなくなって村井さんにも会えなくなっていたのです。
村井さんの出勤日は少ないようですが、予定を伝えてくださいました。フォトブックでもなんでも、データ持ってきてくれれば、手伝いますよとも。
宣子さんの写真、まずは簡易なフォトブックで作ってみたら?という神様のメッセージだったように、後から思いました。
来なくていいと弟が言うので昨日の法要に行きませんでした。弟の事情がなんとなく想像できたと言うこともあります。
それで、というわけでもないけれど、美容院に髪を切りに行って、美容師さんとの世間話の中でふわっと姉の話をしてみました。
こんな風に姉のことや姉と自分とのことを他者に話せる私がいるんだなと思いました。
姉についてずっと思っていたことの一つに、私は姉よりも長く生きなければならないということがありました。
一人で生きられない姉のこと、もう母にも姉の世話ができないのだから、私がやるんだと思いつめていました。
髪を切ってもらいながら、そうだ、私はそのことは果たした、姉より長く生き、姉を看取り、見送ったのだと突然思いました。
1年たって、ようやく思えたことです。
4年前 まだグループホームにいられた頃の姉 もうすでに自分では歩けなかったし介助なしでは食べられなかったけれど