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2時間目は大きな紙に筆と絵の具でドローイングをしました。 ひとり一枚模造紙をもらってそれに描く、ので、おやこ9組で18枚、兄弟参加の家族もいて20枚以上の模造紙が床に広がる想定。 そのために鴨江アートセンターの3階フロアーを事前に養生シートで覆いました。なんて贅沢なワークショップでしょう! 養生作業は初日の午前中にSPACのみなさんと一緒に行いました。舞台の裏方もみんなでこうして作っているのだろうかと感心して役者さんたちの動きを見ました。 ドローイングのお題は『5本の線を描く』 自由に線を描いてください、ではなく私が指示したように線を描いてもらいます たとえば一本目。紙の上の辺から下の辺までの線を描く。まっすぐでもくねくねしても途中経過は自由。筆の太さ、色、自由。ただ、上の辺から始まって下の辺で終わるのが決まりごと。 今度は左の辺から右の辺に。 3本目 上の辺から上の辺へ。 といった具合に、私からオーダーされて、みんなそれぞれの線を引きます。 太い線、細い線。くねくねした線、強い線、破線、エトセトラ 会場内にたくさんの線が生まれました。 最初から破線だけで描き始め美しい構成で仕上げたデザイナーみたいな6年生の女の子 そのギャングぶりどうなの?と大暴れにハラハラさせられた男の子たち3兄弟。長男次男三男のそれぞれの振る舞いに、心の中で子育て時代の自分の息子たちを重ねたりして苦笑。逸脱したかと思いきや、結局は面白い作品が残されました。お母さんはとても小柄な静かな方で、見守っていてくれました。 なべておとな生徒さんも子どもたちもとっても楽しそうでした。模造紙サイズの紙を床に広げて絵を描くことなんて教室でも日常でもあまりないことでしょう。養生シートの面目躍如。このために労を厭わずお金も使うSPACおやこ小学校すごい。 さて、不思議なことに5本の線を描き終わってみれば、それらしい作品が出来上がっています。 できた作品をひとしきり眺めて、今度は線を手がかりにおやこでつなげて一枚にしてみます。 おかあさんの絵とわたしの絵が繋がって嬉しい瞬間です。新しく前より大きな絵ができました。 そして今度は、隣のおやこさんたちとつなげそれからその隣とつなげて、全体で一枚になるようにみんなで動かしました。 まとめのお話は線について。ドローイングについて。 何かのテーマを持って、完成時をイメージして表現する絵画があるし、美しいと思ったものをスケッチして3次元の世界を平面に落とし込むやり方もあるけれど、今日のドローイングはそうしたものではありませんでした 描いてみたらわかった、描いてみて気づいた、そしてこの『描いてみた』ということも表現であるということ。 今日の線は今日だけの線。明日にはもう描けません。 あなたの線はあなただけの線。あなたのからだでないと生まれません。 点と点があればそれをつないで線になるけれど、最短距離でつなげる必要はどこにもありません。 こうして筆と絵の具で描いたものも線だけれど、線は暮らしの中に無数にあります。 たとえば歌うこと。たとえば散歩すること。 上手にまとめられませんでしたがこうしたことを話しました。 ドローイングについての問いをなげかける、とまでは行かずとも、いつもの自分の制作に引きつけてワークショップを行うことに挑戦した今回でした。 中心になって一緒にワークショップを作ってくださったのは、SPACのこの担当の坂中さん。さかなくんでした。 息子世代の若い人との協働は楽しく、彼を支えるベテラン陣にも多く学びました。 27日には『授業』後にケーキでみなさんに誕生日を祝っていただきました。事前に伝えていたのではなく、WS中のグループ分けのところで私が言ったからなのですが、その後のケーキ準備の急展開、素敵すぎました。 たくさんの人と作るワークショップは面白いし学びが多いとつくづく思い、翻って、くじドロの孤独、くじドロを企画する自分の孤独を少し感じました。 くじドロのあり方について、図らずも考えさせられた今回でした。YORIKOさんのアプローチの仕方、考え方、活動にも多く学びました。 私は(くじドロは)もしかしたら、唯我独尊なのではないか、、など、かすかに思ったことです。 今回のおやこ小学校につなげてくださったのは、鴨江アートセンター、ご担当の河村さん。本当にありがたいことでした。 二日目には、館長の村松さんも見学に来てくださり、私のこの『図工』の授業が、SPACにもアートセンターにも何がしかのWINがもたらされたとしたらそれは本当に嬉しいことです。 なんとなく優等生っぽくまとめてしまういつもですが、ここまでとします、
by hisakoinui
| 2024-08-12 10:57
| 展覧会報告
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