毎年恒例の夏休みの単発の仕事、子どもの絵画コンクールの審査員をしました。ある生保会社がもう30年も続けている文化支援(企業イメージアップのための)企画。私は今年で5年目です。
約束の時刻に生保ビルに行くと、0歳から12歳までの子どもたちの作品2000枚が待っていました。
毎年そうだけれど、この未見の作品の山を前にしたとき、途中で倒れるのではないかと思うのですが、相方のH川氏とあれこれいいながら進めていくうちにどんどん楽しくなっていきます。今年もそうでした。そして終わったあとはふたりして『あ〜楽しかった!!』といいあうのです。(コンクールというものの善し悪しについてはまた別の話として、、。)
それにしても子どもの絵はすごい。とてもかないません、描けません。
私はこどものころどんな絵を描いていたんだろう。父に全部処分されているので今では知る由もないのですが、いくつか覚えています。中学生のとき弟を描いて木版にしてほめられて廊下にずっと貼られていたこととか、花壇のバラをスケッチしたそのバラの絵とか、、。記憶の中のものでしかないのですが、あの頃の線と今の線があまり変わらない気もします。あるいはあの頃に戻ろうとして描いているのかもしれません。