しずぎんギャラリーの前に二時間半ほど居てみました。前と言っても、道路を隔てて、とか少し離れたところのバス停のベンチに座ってとか。(ストーカーか探偵みたい)
作品を見る人は通りすがりにちらっと見上げるだけで、それも夕方になると見る人はほとんどいなくなりました。
ついてまもなく偶然、池田の森のUさんに会いました。
今年はあなたでしたよね、ずっと見てましたよ、たくさんの人が見ているところですよ、など。嬉しかったです。二時間のなかでひとりだけ、作品の前にゆっくりと立ち、ずっと見ていた人がいました。すごい。
美術を見るために訪れたのではない人たちの、作品へのまなざしを知りたかったのですが、当然だけど、大衆のホコリの中で現代美術なんてともすればかき消されてしまうほど弱々しい。こうした場所での展示であるならやはり繊細でコンセプチュアルなものより強さが前面に出ているものがいいのだと言うこともよくわかりました。
夜はH商業定時制の送別会。久し振りに楽しいお酒でした。次男が青春18切符の旅から帰って来ました。