午後、イダキ奏者の良知さんと会う。彼女とはあの個展以来だ。
あのあと口腔の筋肉の緊張でイダキを吹けなくなっていた良知さんと、表現の低迷が続く私は、お互いにどこかこじ開けられたかった。それで、記録集に載せるプロフィールのやり取りの中で、会おうかということになったのだった。
数時間はあっという間に過ぎ、結果、彼女は、『ずっと吹いていたい」ほどイダキを楽しみ、私は、久々に大きく広がりのあるドローイングを描くことができた。横幅はおよそ6メートル。diaryであるかないかを越えられるひとつのファクターとして、サイズとは?など考えたが、それより何より、ほんとに描いていて楽しかったのでした。