先日トキアートスペースでやっている川崎かよさんの個展を見た。線の作家なのです。
作品はDMでみたものよりもタイトでハードでした。
なにより、支持体がしっかりしている。
すべてパネル作品で、紙をきれいに水張りしたあと地塗りもしている。つまりドローイングをタブローにしている訳です。だから完成度が高く、作品としてしっかり見られる。地道にまっとうに仕事をしている人の前ではいつも脱帽です。
ところで現在の私の課題は、ドローイングをタブローにしないこと、タブローとしてドローイングしない事だったかなと思い出したり、いやしかし、わたしもパネルで制作してみたらどうなるだろうとか、、。いろいろ感じ考えました。
刹那的な感覚をすくいあげそれを提示するだけなら支持体はいらないのだろうけれど、なぜ川崎さんはパネルに制作し続けているのだろう。
てなことを、川崎さんに質問してくれば良かったのだけど、とても作品が美しく画廊空間にいるのが心地よかったので、うまく言葉にできませんでした。
それからも私はいつものdiaryとしてのドローイングを続けているのだけど、おとといちょっと思いついてけっこう大きめの紙に描き始めました。とりあえずこのサイズで10枚描いてからまた考えようと思います。