あいかわらずおなじ繰り言を続け自分を責めてばかりの日々ではあるのですが、今日はついに第八回栞アートプロジェクトの発送完了!
2002年から始めたこのプロジェクトは、受取人を募り、手紙形式で作品を贈るというもの。普通は「展覧会をします、見に来てね」と案内状を出して、会場まで足を運んでもらって作品を見てもらう、というのが美術表現の発表の仕方の相場なのだけれど、こちらからお届けするやり方があってもいいのではないかと考えて始めました。
で、封筒に入るサイズということと実用も兼ねられるという点で『しおり』にしました。
読書という個人的な知の営みに、私の作品が関われるなんてすてきだな、という思いもありました。
しかし、小さいながらも『作品』として発送するのは、やはりひと仕事で、八回
送付するのに6年もかかっています。受取人の皆様ほんとうにごめんなさい。
今回久しぶりにやってみて思うのは、作品としてまだまだだということなのだけど、質を向上させるのがいいのか、軽い作品であっても、多くの人たちに回数多く送る方がいいのか、というのは悩むところです。しおりそのものもそうだけれど、送付のやり方についても。
ともあれ栞と一緒に入れたチョコつきメッセージがバレンタインに間に合いますよう。
しかし、メッセージの英語間違ってました。自分の言葉なのに。とほほ。正しくはこうです。
May winds gather a tiny love story of many pieces from the corners of the earth.
(『地上にひとつの恋物語を』をALTの先生に助けてもらって訳しました。)
受取人は随時募集してます。(一応作品なのと送料とでちょっと有償です)