長男が小谷野敦のブログを教えてくれたので読んでみると、『ネコジャラ市の11人』のことが書いてあって、とっても嬉しくなりました。昔のNHKの夕方の子ども番組というと『ひょっこりひょうたん島』ばかりが有名だけど、私の中では同じ作者の二作目の『ネコジャラ市』が圧倒的です。ガンバルニャンとか ズチャーズさんとか、ベンキョウチュウくんとか、、、主題歌までまだ鮮明です。
あの、だじゃれとジョークが満載の、そして物語はどこまでもまえむきな子ども向け人形劇、もう一度見たいな。小谷野敦の文章で、やはりそうかとおもったけれど、登場人物の設定が、隅々まで井上ひさしの『教養のひけらかし」(しかも全然嫌みじゃない)なんですね。あらゆるものが、文化遺産や世界文学のパロディなのです。ガンバルニャンがジャン・バルジャンだったのは小学生でもわかりました。あこがれの人、三毛ランジェロ姫のネーミングの由来も。もう一度見て、自分の教養度を確かめたいという欲望にかられます。
それとか、ネズミ東大目指して受験勉強中のベンキョウチュウ君は、のちに生まれる様々なガリ勉キャラの元祖だったのでは?
ロケットで脱出しようというすごい場面での、カウントダウンの時、子どもの私はほんとに固唾をのんでテレビに釘付けだったのですが、『5、4、3、2、1、ゼロ!!』となったあと、ベンキョウチュウ君が『マイナス1、マイナス2、、、』と続けてしまって、発射できなかったのでした。
DVDなどになってないのでしょうか?渋谷区神南のNHKにいけば見れるのでしょうか?
ご存知の方ぜひ教えてください。元気になれそうな気がします。
小谷野敦さんのブログは途中で終わって続きを書くそぶりなのに、まだみたいです。小谷野さん早く書いてくださいね〜。