国立国際美術館ではアボリジニの女性の大作展。すごかった。でも、アボリジニ文化のなかにこんなばかでかい平面作品を現代美術として意識して制作する、というものは存在しないのだから、あきらかにキューレーターに描かされた作品。彼女の日常にあったバチックや入れ墨などを作品化させられたのが透けて見えて悲しい気分になった。
常設に辰野登恵子の木炭ドローイングがあって、すごくよかった。辰野登恵子はいつみてもシンパシーを感じる。
歯(ぐき)の痛みが耐えられないので薬局で買った強力痛み止めを飲んだところ、夕方には、手がしびれる、目眩がする、後頭部に不穏な痛み、、、など。からだもだるくて、梅田の地下街で『ごめん、中西さん、わたしもう歩けない』となったところで彼女はきっぱりと言う。『病院へ行こう!』
ちょっと横になれば大丈夫、と思ったけど、結局三ノ宮に戻ってタクシーで神戸市民病院の夜間救急を受診。すごい思い出を作ってしまいました。