夜は写真家の多々良えりさんの家に泊めてもらう。
VEGAという雑誌にのせてもらったときポートレイトを撮ってもらったのが縁で彼女の作品を知った。身長150cmでキュートな彼女はフォトグラファーにはみえないのだが、たくさんの写真集とカメラや機材がいっぱいのおうちでした。遅くまでいろいろ話せて楽しく、翌朝はふたりで大岩オスカール展(東京都現代美術館)へ。
力のある大作群は期待を裏切らなかったが、二階でみた作家のビデオも心に残る。
映像の中でオスカールは上手でない日本語で語っていた。
『僕は一日の中で一番いい時間、一週間の中で一番いい時間を美術に使います』
そして人形町のブック展へ。
私の作品ははいってすぐのすごくいい場所に展示してくれてあり嬉しい。
たくさんの本の作品群のなかで自分の作品をちょっと相対化できました。
東京で大学生をやっている息子と待ち合わせて多々良さんと三人でランチ。
人形町は楽しい町。
唐突に多々良さんが息子に向かって『乾さんはどんなおかあさん?』と尋ねるのでびっくり。
ちょっと考えたあと彼は言いました。
『寝てないおかあさん』
いつも忙しそうにしているという事なのでしょうね、、。