月見の里で村松正之さんがまた大規模インスタレーションをしている。(明日まで)
この、巫女の国シリーズでは、私は今度のが一番いいと思った。他者に向かって開いている感じがして。でも作家本人はそうではないらしいので、作品は作家一人のものではないのだな、とまた思ったりする。
ところで、売れない作品(評価の問題ではなくサイズと展示の問題で)を作り続けている彼は言った。
『僕ね、売る事を考える事にしたよ。だからこれからは行としてドローイングを描く。そしてそれを売る努力をする』
『行』ですか、とその時は思ったが、このごろいろんなことがありすぎて描いていなかった自分を振り返り、私も自宅に戻って一枚『行』として描いてみた。
すると二枚目も描きたくなり、以後、『行』ではなくなった。ほんとうによかった。村松さんに感謝。
大須賀ではdrawing photoをたくさん撮ってみる。
課題は、drawing(≒日記)をどのように作品化するか、個人の問題をどのように社会化するか、です。
ともあれ、『行』であれなんであれ、まいにちdrawing。
ちょっと遠のいていたけれどまたアトリエにでかけよう。