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ドイツから戻ってもう10日。
ドイツ日記を続ける予定が、すっかり中断しています。 覚え書き的日記 23日めぐるりアートほかの静岡アート遠足、柴田君と和田さんと。とっても楽しかった。深澤くんの才能すごい。幻触展もすごい。学芸員さんすごい。奥中君はがんばっている。まさこさん圧巻。 24日アートドキュメントのことでまた静岡へ。大村邸で中村妙さんと打ち合わせ。 25日26日 学校の仕事のあれこれ 画像の整理 三男の帰省。 27日姉のことで実家方面。いろんなことを考えました。 28日母の病院ヘルパーさんとの日程調整母のための買い物母との外食など 29日母の洗濯して布団干してカレー作って食べてギャラリーsensenciの写真展とシャガール展へ。恒例の写真展にはたくさんの『一歩』がありました。過去のこと今のこと未来のこと、時間軸で考える人多かった。シャガール展はあきらめるつもりが、柴田彰さんにすすめられて行きました。これがよかった!!シャガールって、予定調和で、センスだけで描いてる人だと思ってましたが全然違いました。成美さんにも会えました。 30日雨と強風の中、奈木和彦個展最終日に滑り込みセーフ。作品とてもよかった。私も描きたくなりました。それで、いろんなことはおいといて、久しぶりにアトリエに行きました。アトリエに行くと生まれるものがあります。思いつきます。 まだカタチになっていないけど宿題になっているオブジェがあるのですが、そのことがふわっと出来そうに思えて来ました。 それから次のオブジェのことも浮かんできました。 それから、ドローイングしたいな、とすごく自然に思いました。 今日は家族のために短い時間で帰らなければなりませんでしたが、明日も行こうと思います、いろんなことはおいといて。 実は、ドイツで思ったことを実行してみたいので、前と違ったやり方で描いてみるつもり、自分で自分が楽しみです。 アトリエはあいかわらず散らかっていますが、大工さんに作ってもらった作業台が届いています。90×180のとってもきれいな台です。ドイツに行く前に頼んでいたのです。上置きの品ベニヤに、えごま油を塗りました。 ドイツ日記の続きもまだ書いてゆきます。 ▲
by hisakoinui
| 2014-03-31 00:58
| ぐだぐだ
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3月8日
ベルリン絵画館でのメモ ベルリンの絵画館で巨匠達の作品を見る。 ものすごくたくさんのマスターピースがあって、その中のほんの何点かが、美術史で学んだもの、学んだ人。 つまり、圧倒的な量の作品を背景に、巨匠の作品がある。 当たり前のことだけれど、ヨーロッパの美術館を訪れるたびにそのことを思う。文化の層の厚さ、自分との距離の遠さ、とてもかなわないなと思う、かすかな落胆、違いすぎることを思い知らされる。 見慣れてくると、いろんなことに気づき始める。前回は巨匠作品にひれ伏すばかりだったけれど、二回目となると、少し変わった。自分が変わったのかもしれないけれど。 クラナハは面白い。宗教画というよりは近代の視点で鑑賞できるからだろう。どんな人物だったのよと突っ込みたくなる。きっとボーダーラインの変人だろう。イラストレーターマインドで描いてる感じもする。 ブリューゲルは、前回ほど感銘しなかった。彼の超一流代表作ではないからか。描かれているオランダの諺のひとつひとつを知ってみればきっともっと楽しめるのだろう。 デューラーはやはりすごい。ファンアイクまたみたが相当だ。レンブラントもだ。 なぜ、こんな風に描けるのか、日本人は、細密画といっても、ディテールにこだわって突き詰めると言っても、ここまでは無理だ。絵の具と筆と支持体が違いすぎる。いやそれ以前に、こうした突き詰め方が、その画材を生み出したのだろうし、風土というか、環境というかそこが根拠なのだろう。 やっぱり私には線描の軽やかなのがフィットするな、なんて、古い油絵に食傷気味だ。 ボッティチェリは美しい。この洗練はなんだろう。ボッティチェリの輪郭線が私は好きだ。 ラファエロと同時代のイタリア絵画が並んでいる。すると、圧倒的にラファエロがうまいと思う。 ラファエロはみずみずしい。明るくて肯定的だ。 さてそれからマンテーニャに釘付けだ。 マンテーニャといえば、あの『死せるキリスト』だが、あれは、遠近法の技法の例として学習してしまったために純粋に見ることが出来ない。ここで見た聖母子像はすごい。 マリアが抱くキリストは包帯でぐるぐる巻きだ。それに赤ちゃんなのに全然可愛くない。 ラファエロの聖母子像の普遍的な美は認めざるを得ないけれど、私はこのマンテーニャがいいなと思う。包帯でぐるぐる巻きにした我が子キリストを抱くマリアも慈愛に満ちてなどいなくて良い。 自分が好きな作品と、他者の評価が異なる事はよくある。 私は見る目がないのかなと思うこともあるけれど、ラファエロとマンテーニャなら好みの違いということで片付くのかもしれない。 ともあれ、こうして、圧倒的な量の古い作品を見続けると、いいなと思うものと、歴史上の名作はある程度は一致する。そのことで、ほっとしたりするのはなんだか情けないけれど。 ▲
by hisakoinui
| 2014-03-22 23:46
| 制作日記
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3月20日 ルフトハンザ航空 三週間も家を空けてドイツに行くなんて、わたし出来るかしらと思っていました。 怖いものなど何もなかった若い頃とは違うのだもの、何も得るものがなくたって、ただ無事に帰ってこれさえすればいい、そんな思いで日本を立ったのに、三週間がたってみれば、それを短すぎたと感じる、濃い思い出に満たされた私がいます。 ルフトハンザドイツ航空は、中部国際空港とフランクフルト直行便があり、そこからドイツ国内線に短いトランジットで繋がっているので、よく利用してきました。 今回は初めて、旅行会社を使わず、インターネットでチケット予約をしました。予約と同時のクレジット決済で一度クリックしたら変更はできません。 23時間前にオンラインチェックインが出来る便利さを今回は実感しました。 カウンターに並ばなくてもPCやタブレットやケータイからチェックインでき、座席も自分で決められます。空港に着いたらただ荷物を預けるだけです。 行きはそれでもどこか心もとなくて、e-チケットのプリントアウトを持って行きましたが、帰りはそれもなく、iPhoneに届くメールの中のQRコードをかざすだけで、搭乗はもちろん、出国カウンターも免税店も通過してきました。 分厚い予約チケットを旅行会社で手渡され、それを大切に帰りの分も持って歩き、帰国前日には慣れない言葉でリコンファームだなんて、もうしなくていい時代なんですね。 さて、自分で決めた窓側の席、隣には人がいなくてゆったりしたフライトでした。ビールとワインをいただいて、ひと眠りして、名古屋到着。 日本の今日が始まります。 ▲
by hisakoinui
| 2014-03-21 10:30
| 制作日記
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3月19日 メアブッシュ。 帰国フライト前日、実質最後のドイツ滞在。 午後4時にクレーフェルトのアーティスト宅にお邪魔する予定を入れていたので、午前中はのんびり近所のスーパーでお買い物。 チーズもパンもソーセージもハーブの紅茶も香辛料も、日本で買えない美味しいものがたくさんある。今回は大好きなビーツも買った。 ドイツに来て日本食が恋しいと思ったことは一度もない。ドイツに限らず、どこに行ってもその国のご飯を珍しがって美味しく食べられるくいしんぼうの自分でよかったとよく思う。もちろん、異国で食べる味噌汁は本当に美味しいのだけれど。 さて、バーバラ・アダメックさんはクレーフェルト在住のアーティスト。 2003年の浜松とクレーフェルトの交流展の前にオーガナイザーの池本さんとともに前年にクレーフェルトを訪れた際にふたりしてホームステイさせていただいたご縁で、まだ関係が続いている。 バーバラさんの夫でやはりアーティストのルードヴッヒ・ベルテンブルーグ氏は現在骨癌の闘病中。その看病の中、バーバラさんはご自宅に招いてくださった。 ドイツ語がネイティブ並みの友人が彼女とドイツ語で話すのを必死に聞き取る。 こんな内容だった?と友人に日本語で確かめると全然違う。ああ、私のドイツ語はまだまだ道は遠い。 美味しいケーキとお茶の楽しい時間に、2007年に知り合った建築家のシュミットさんが合流。放射能汚染の話をみんなで語った。 2007年に個展をさせていただいたクレーフェルトのギャラリーメタヴェーバー、今日はフィニサージュということで4人で赴く。 メタおばさんにiPadでプレゼンをした私。バーバラさんもシュミットさんもせつこさんも応援してくれた。 ギャラリーオーナーのメタおばさんは、とても丁寧に作品を見てくれたけれど、こんな貧相な資料ではダメなんだと、圧倒的な至らなさを思い知る。 私は一体何をしているの?何をして来たの? それは、日本でもベルリンでもクレーフェルトでも同じこと。 その、言い訳出来ない事実を突きつけられた日、それが私のドイツ最後の日となりました。 本当は気づいていたのに、改めて顕在化しただけとも言えます。強い気持ちで受け止められました。あとはやるだけ。 最後の晩餐、せつこさんがでっかいステーキを焼いてくれました。ご主人と三人でこれまたディープな会話をして夜は更けました。すべてOK!!!! ▲
by hisakoinui
| 2014-03-21 10:13
| 制作日記
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3月18日 メアブッシュの友人宅。 今日は市電もバスも全面ストライキということで、遠くに出かけることは出来ない。そんな交通ストなんて最後に日本であったのはいつなんだろう。ドイツではストはよくあるんだよと友人。 またユニットの制作について深めていく。コンセプトについて。 煮詰まって来たので二人で散歩に出かける。 ライン川まで。 もう何回か彼女とこの道を歩いた。 ウサギに会えないかなあと期待したけれど出てこなかった。 ライン川のほとりを歩いて石を拾う。モルダウ川でもエルベ川でも石を拾った。 丸い石平たい石尖がった石綺麗な色の石いろんな石があって石拾いはいつまでもしていられる。 でも、あまり拾いすぎても重くなるな、と小石だけにする。 石のおみやげを喜んでくれる人はいるだろうか。 夕方にクレーフェルトの庭師、シュバルツェさんが迎えに来た。 2003年の浜松とクレーフェルトの文化交流展以来、何人かのクレーフェルトの人とのつながりが続いている。今回も、ドイツにこんな日程で行きますと事前にお知らせをしたところ、彼が、それではこの日にごはんでも、と誘ってくれたのです。 浜名湖花博のドイツの庭をデザインして作った人です。 友人と二人で招かれイタリアンのお店へ。 彼女はウサギ私は子牛のレバーをいただきました。とても美味しかったです。
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by hisakoinui
| 2014-03-21 09:59
| 制作日記
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3月17 日
今日はベルリンを離れる日。 夕べも遅かったけど早起きしてパッキング。 郵便局に二つの荷物を持って出かける。 ドイツの郵便局員は英語をしゃべってくれない。だから、確実に作品を返送できるのか不安でいっぱいでしたが、郵便局にいた日本人男性に厚かましくも声かけして助けてもらう。パッキングのやり直しから何から何までお世話になりました。名刺交換していただいて早稲田大学教授とありました。旅先の親切は身にしみます。 それにしても郵送料が高すぎて、作品のほかもうひとつの段ボール箱は諦めました。 荷物の多すぎる自分、物質的にも精神的にもいろんなものを抱えすぎていることを表していると感じ続けた旅でもあります。 中央駅からICEでデュッセルドルフへ。 さようならベルリン。きっとまた来る。 4時間半の特急の旅。こちらは日本の新幹線とほぼ同じ。ビジネスマンがラップトップで仕事している。 デュッセルドルフから市電に乗って友人宅へ。 カレーとサラダで迎えてくれました。11日ぶりの家庭料理美味しかったです。 ▲
by hisakoinui
| 2014-03-20 08:28
| 制作日記
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3月16日
ベルリン 今日は展覧会最終日。 前夜、遊びすぎたからゆっくり起床。元気な自分に驚く。 ベルリンの地下鉄にも慣れてきた。乗り換えもチケットのシステムにも。 ハケシャーマルクトからトラムに乗らずに画廊まで歩く。もう迷うことはない。 ドレスデンで再会した若い二人が来てくれた。よくきてくれたとおもう。作品をとても丁寧に見てくれた。 彼女の方はiPadに入れてきた資料までものすごく丁寧に見てくれた。 3月11日が誕生日だという。あの時何をしていたか三人で話したり、いろいろなことを話した。ベルリンのギャラリーでこんな時間が持てたとうれしい気持ちがこみあげてくる。 搬出は夕方から。 綿引さんとギャラリーのオーナーさんの三人で。 TEGAMI作品をひとつずつ外す。 かけられていた時とは違う温度が伝わってくる。 あの震災の後、何かをしなければと企画を立ち上げた綿引さん、それに応えた多くのアーティストたち。そのひとつひとつの作品に敬意を表し大切に扱い、震災の直後にアーティストとしてできることを考え行動したことが、作品をしまいながら伝わってきた。 助成もフィーもない自主企画、その大変さが現場に来てやっとわかった。 夜はハケシャーマルクトの地ビールレストランでふたりでドイツ料理。 今夜も12時を過ぎる。 ベルリン滞在中に午前様でなかったのは初日だけ。あとはずっと誰かと会って飲んでいた、綿引さんといつもいた。 美味しそうにビールを飲む彼女につられてわたしもお酒がいつも楽しかった。ビールは全部美味しかった。少し自由になれたみたいだ。 ▲
by hisakoinui
| 2014-03-19 21:43
| 制作日記
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3月15日
ベルリン やはりここは大都会、ドレスデンとは違ってエキサイティングだ。 クロイツベルグを歩く。旧東側にあって、いろんな人種が渦巻く街。 アートセンターでのfukushima展を見る。 センター自体も、展覧会も、ものすごく面白かった。 ギャラリーでビデオ上映会。 人が集まってきたのは夕方遅くから。 多くが日本人だったが、二人のドイツ人が私の作品をとても丁寧に見てくれて嬉しい。 ipadで、東京や喜多方での展示もみてもらう。iPadはほんとうに便利、重たいファイルを持ち歩かなくて済む。 ビデオ上映自体は地味だったが面白い映像だった。企画の綿引さんのネットワークは強い、ビデオ作品もそうだし、この夜に集まった人々も皆彼女が引き寄せたものだ。確かにと納得できる魅力があること、よくわかる。 ずっと作品が好きだった手塚愛子さんが来た。ベルリン在住。輪郭線のくっきりとした方だった。かっこいい。そしてナイーブさと面倒見の良さも感じられた。 ルイーズブルジョワだって55歳を過ぎてからだから、という励まし。 ビデオアーベントは酒バーに移行し、ギャラリーをオーガナイズしている青沢さんはもとDJなので、やがて酒バーからクラブへ。 飲んで踊ってアートの話原発の話いろんな話をしてもうみんなヘトヘトになってお開きになったのは午前5時ごろか。 ベルリンの地下鉄は週末は一晩中動いています。 明け方に綿引さんとアパートにたどりつき、そのままベットに倒れこみました。 ディープなベルリンの夜でした。楽しかった。 ▲
by hisakoinui
| 2014-03-19 15:54
| 制作日記
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3月14日 ドレスデン フラウエン教会はドイツ最大のプロテスタント教会。美しい釣鐘状のバロック教会は第二次大戦で一日で破壊されたといいます。それを1994年から再建を始め2005年に完成したそうです。 多くの観光客がいました。何気なく座った椅子の隣に、もう絶滅しちゃったのかなと思っていた、バックパックの日本人青年がいました。こんな旅行をしている大学生ってまだいるんだなと思ったのはベルリン中央駅でやはりバックパックの日本の女の子を見たとき。この度の旅で2人目です。 日本人のバックパッカーはアメリカ人なんかと全然違って知的で清潔というのが私の持論、この青年もベルリンでの女の子もそうでした。 こちらを見ているのがわかり、日本語でこんにちはといってみたい気がしましたがやめました。向こうが言ったら返そうと思いました。彼が一人で歩いて来てこれからも一人で荷物を背負って歩いて行くことに何か余計なことをしてはならない気がしたのです。 それで結局そのまま教会を出ました。 ツビンガー宮殿に向かうとプラハでのカップルに再会、こちらは楽しく盛り上がり、じゃあFBでね、ギャラリーでね!と。 宮殿内の絵画館はなんと今日までお休み、そうそうたる名作を見る予定があてがはずれましたが、それじゃあと思って入った物理と数学の博物館というのがすごくよかったです。数学、物理学、天文学は古い学問なんだと改めて思い、人々は太古から自然科学への追求をずっとしてきただけでなく、そこに美を見出してもいたと知ります。 もうひとつドレスデンでよかった美術館はザクセン民芸博物館。ザクセンの昔話の再話のテキストがあって興味深かったし、19世紀のからくり人形劇場がすごかった。 再びECでベルリンに向かいました。
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by hisakoinui
| 2014-03-18 14:56
| 制作日記
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3月14日
午前9時にホテルを出る。 昨晩さんざん歩き回ったおかげで、気持ち良く旧市街まで歩く。 ドレスデンは美しい古都だったが、第二次大戦でほとんどが焼け落ち廃墟同然となった。それを戦後、市民と街とで再生させたという。 大戦中のドレスデンを舞台にした映画を見て、ずっとドレスデンには行きたかったのでした。 聖十字教会はちょうど開いたばかり、美しいバロックが流れている。 外側は古い、だが中は作られたばかりのバロックかバジリカの様式か。 教会の静かな澄んだ空気の中で木の椅子に座る。 塔までの長く細い階段を登ってドレスデンの街を見下ろした。 続く ▲
by hisakoinui
| 2014-03-15 20:44
| 制作日記
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